新選組
黒鉄 ヒロシ

定価: ¥ 900
販売価格: ¥ 900
人気ランキング: 119614位
おすすめ度:

発売日: 2000-01
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
速読できる新選組~士道不覚悟~
新選組について一覧することができる。
漫画とはいえ、隊士の日記など確かな資料を基に書かれていて、その中味は漫画が読みたいと言う人よりは、新選組について知りたい人が初めに読む本として位置づけられる。
特徴は、①全体のストーリーを重視せず、短く逸話が語られること。
②例えば、写真の残されていない人物の顔はあえて書かない。不確実な内容を想像で埋めないなど、読者にイメージを強要することを避けている。
新選組について手軽に知りたいと言う人についてはオススメです。
ただ、上記の特徴ゆえに読み応えは感じられないかも?
NHK大河ドラマ新選組を観ながら
NHKの大河ドラマ新撰組を観ていると、黒鉄ヒロシのこのマンガとかぶっている内容なのに気付く。視点がユニークだし、新撰組の面々に対する作者の視線も優しい。悪役イメージの芹沢鴨もマイルドな味わいを持ち、沖田の総司くんも無邪気だ。
NHKドラマを観ながら、このマンガも見てみよう。
不器用に潔く生きた男達の物語
この漫画は衝撃的だった。言葉遊びが多く、江戸の黄表紙本を思わせる。そして、その言葉遊びの世界の広がりを絵によって視覚化した黒鉄ヒロシ氏の腕に驚嘆。漫画という表現形態の可能性の広さを思い知らされた。 漫画の中で命を吹き込まれた新選組の面々は、生き生きと躍動し、散っていく。ストーリーは感傷的でありながら、その筆致は決してじめじめとはしておらず、ドライで時には溌剌とさえしている。そのあっけらかんとした明るさはセンチメンタリズムに溺れてしまいそうな読者を救い、爽快な読後感を与えてくれる。侍になりたかった田舎剣士の野望、侍に対する憧れが強いあまり、常に潔くあらんとした男達の不器用な生き様を、滑稽かつ人間くさく描く視点も新鮮。 この作品は徹底した史実の研究のもとに描かれたものであり、小説などで読む新選組とは違った印象を受ける部分もあるが、そこを比較するのがまた楽しくもある。ストーリーの合間に入る「新選組発見傳」という、黒鉄氏が新選組にまつわる文書や写真などの資料を集めていた際のエピソードをまとめたコーナーも新選組ファンには興味深く読めるはず。男気と時代の空気がつまった傑作。