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新選組人物伝

新選組人物伝

新選組人物伝
定価: ¥ 1,200
販売価格: ¥ 1,200
人気ランキング: 261570位
おすすめ度:
発売日: 2003-09-27
発売元: 河出書房新社
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大河ドラマ「新選組!」を意識した構成
書名どおり、新選組の面々のパーソナルデータ、エピソードを考察、収集した人物中心の内容ですが、大河ドラマ「新選組!」放送前ということで、かなり大河よりな情報率が高い一冊。主役の近藤勇以外の人物考察でも、筆者の大河に寄せる期待が漂っています。
中でも、近藤勇の血縁者・宮川豊治氏と新選組研究家・伊東成郎氏との対談は、両氏の新選組研究への情熱と、新選組に関わるすべての活動に対する激励がストレートに伝わってきて、ファンとしては何が何でも応援したくなるやりとり。
大河ドラマ「新選組!」で時代考証を担当される山村竜也氏へのインタビューは、ストーリー進行から細かな設定、それを造りだす課程での綿密な配慮などが語られており、大河を控え期待と不安に胸焦がす新選組ファンは必読です。
人物誌あるいは稗史録として取り上げられているのは、新選組隊士ではないものの関わりの深い近藤周助や、芹沢鴨、山南敬助、永倉新八、監察諸氏、大石鍬次郎、山野八十八、谷昌武、市村鉄之助と兄の辰之助、相馬主計など。
史談や当事者の遺稿などから彼らの人となりを再検討した上で、これまでの媒体が創り上げてきたイメージを一掃し、より真に迫ろうとする意欲溢れる考察が多く、参考になりました。
諸処に挿し入れられた著名作家たちの短編小説も読み応えあり。あまり知られていない短編をかき集めたという感じで、太宰治の「虎徹宵話」に関しては恥かしながら今回初めて知りました。太宰独特の筆運びが秀逸な短編です。
作家たちによる新選組対談&鼎談も、自身の新選組作品に関わる裏話が覗きつつ、描き出す課程で咀嚼した史実と各々が抱くイメージとの融合を軽快に語っていて興味深い内容。
人物中心とはいっても、最新研究をさりげに挿入し、全隊士プロフィールも収録しているあたりが心憎い構成です。

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