封神演義〈上〉

定価: ¥ 790
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発売日: 1988-11
発売元: 講談社
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全三冊読みました。
某マンガでこれを知り、マンガの原作である本書を読みました。
知っている名前がどんどん出てきたのですらすら読めました。
西遊記・三国志・水滸伝と並んで称されることもあるようです。
物語の奥に潜む思想が、深い
小説としては、一本調子で、ただひたすら宝貝合戦するだけの、単調な話である。
ただ、物語の奥に潜む思想が、深い。
あらゆる欲望を捨てた筈の仙人が、超常現象を起こすアイテムで、
合戦をする理由が、
1500年に一度は、抑え付けていた戦闘本能が、
もう、抑えられなくなるからと説明されている。
明確に時間まで明示されていて、私はなるほど!と膝を打った!!
1500年間、人殺しを我慢出来るのが、仙人である。
しかして、神は何年、人殺しを我慢出来るのであろうか?
旧約聖書で語られている神は、どうみても、1500年も人殺しを我慢したとは、思えない。
すぐ、暴力を振るって、人殺しをする幼稚な精神の持ち主が、神である。
高貴な精神とは、人殺しをしない精神である。
皇帝よりも、神よりも、仙人の方が上位の精神を持つ優れた存在であるという理論に触れて、
私は明確な生きる目標が出来ました。
神なんて、小せぇ小せぇ!
あらゆる欲望を捨てて、霞を食って生きる仙人になるのを目指すのが、
生命体の究極の目標である。
楽しんで読めます
一番最初に読んだ中国のお話は西遊記でした。
以来、三国志や水滸伝と読み進めて、この本にたどり着きました。
ベースは歴史ものです。人間だけではなく仙人や妖精、妖怪もたくさん出てきます。いや、むしろこちらがメインです。
仙人たちが自分たちの宝物(宝貝)で戦う奇想天外なお話なのですが、他の小説ならきっと主人公になれそうな、個性的なキャラクターが満載です。
きっとこの中に皆さんの気に入るキャラクターがいるのではないでしょうか。
人間出身の仙人たちは理不尽な理由で動物出身の仙人たちと戦うのですが…。
どんなに修行をつもうとも、人は欲から解放されないということでしょうか?
…深く考えないで読むことをおすすめします。