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織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで

織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで
谷口 克広
織田信長合戦全録―桶狭間から本能寺まで
定価: ¥ 882
販売価格: ¥ 882
人気ランキング: 254997位
おすすめ度:
発売日: 2002-01
発売元: 中央公論新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

やっちゃった本
あ、やっちゃった!な本である。
あとがきにこうある。「ただ、一つだけは認めていただきたい。それは、私がずっと続けてきた基本姿勢、つまり良質の資料だけにこだわってかいたものということである。」(p289)
残念ながら認められません。なんたって『武功夜話』を使っちゃってるんだもん。
いや、それだけじゃない。この人『甫庵信長記』を「儒学の立場から改竄して資料的価値を落とした」と書き、『当代記』にしても「信長のころの記事に関してはそのまま使えるほどの資料的価値はない」と書いておきながら、『信長公記』にない記事をそのまま使っているのである。(p14~15)
冗談じゃない。その記事があなたのいう「良質な資料」に裏打ちされてないんだったら使用してはいけないんだし、何かそれを裏付ける同時代の良質な資料があるのならばそちらを引用すべきなんである。常識でしょ、そういうの。そこでいう「交名」がどうしても載せたいって気持ちが勝っちゃったでしょうが、それこそそれは歴史の改竄ですよ。
それに、労作だろうと、そんなことは知ったこっちゃない。自費出版とかの趣味でやってるんだったらともかく、「仕事」としてやってるだから。素人の僕が指摘できるような誤りがあるんだから到底認められません。

戦国の覇者信長を合戦史から眺めると
織田信長が関与した約30年間にわたる合戦の実相を「信長公記」などの信頼できる資料から解説した労作。著名な合戦であっても意外と信頼できる資料が少なく、その実態が分かっていない場合が多いとともに信長が多くの合戦の中で最も苦労したのはのべ十年間にも及ぶ本願寺を中心とした一向一揆との戦いであることも改めて知らされる。またすべての合戦において、すばやい情報に基づく正確で迅速な行動をとる信長がなぜ本能寺で横死するようなこととなったのか、ますます以って分からなくなる。

織田信長の「天下一統」を合戦の視点から追う
日本史では戦国時代の始まりは1467年に勃発した応仁の乱とされる。長いの混乱の末に「天下一統」の燭光を与えたのが、乱から約百年後の1560年に足利源氏の名門たる駿河の大守護大名今川義元を桶狭間の戦いで倒した風雲児信長である。ここから信長・秀吉・家康が活躍する安土桃山時代がはじまる。信長が天下統一を推し進め、斬新な改革を進め、他の大名、宗教勢力、そして天皇の権威と対決しながら、志半ばで本能寺の変で明智光秀に討たれるまでが前期、秀吉と家康の虚々実々の駆引きから秀吉が「天下人」になったが、朝鮮にまで兵を進めるなど自らその政権の弱体化を招き、その死後、豊臣陣営の内紛が激化し、関ヶ原と大阪の両陣を経て家康が幕府を開くまでが後期で、戦国時代の終焉である。本書は安土桃山時代の前期にあたる桶狭間から本能寺までの織田信長が闘った主要な合戦をすべて取り上げて、彼の統一事業を「合戦」という視点から詳細に観察している。

織田信長の本