太閤の手紙
桑田 忠親

定価: ¥ 1,050
販売価格: ¥ 1,050
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発売日: 2006-08-11
発売元: 講談社
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「鳴かせて見せよう不如帰」、納得!
前々から豊臣秀吉という人物は好きで、書物や小説を読んでいたのですが、
この本を読んで、秀吉が“人の心を掴むのがうまい”ということが
初めて実感を持って知ることができたように思います。
秀吉の手紙は勿論すべて古文なので、古文がそれほど得意ではない私は苦労しましたが、
桑田先生の解説(手紙の内容・背景)があるので、
時間はかかりましたたが、じっくりと理解して読むことができました。
こんな私でも、秀吉の凄さや手紙の上手さを実感することができたので、
秀吉について興味がある方にはぜひ読んでいただきたいです。
ありのままの豊臣秀吉を知ることができたような気がして、非常に満足です。
秀吉の書簡の重み
豊臣秀吉については、昔からいろいろな作家がいろいろな作品で描いています。しかし、それらの作品に描かれている秀吉像は、それらの作家の秀吉像に過ぎないのではないかと思われます。
本書は、現在残っている豊臣秀吉の手紙を集め、現在の仮名遣いではありますがその原文に著者の解説を添付する形式をとっています。それにより読者の皆さんが手紙の文章を自分の目で読み、著者の解説でその理解を助けようとしているわけです。本書に掲載されている手紙全てが豊臣秀吉の作でないのかもしれません。また、著者の解説も、どちらかというと著者自身の感情がそのまま吐露されてはいますが、少なくとも秀吉の人格、考え方がにじみ出ているのは確かであり、読者一人ひとりの秀吉像に大きな影響を与えるのは確かです。
原著は1959年に刊行されているので、いろいろな作家が本書を参考にしていることが読んでいくうちにわかるのではないかと思います。その意味でも楽しめる本です。
いろいろな評価を受けている豊臣秀吉像に読者なりの切り口を与えてくれる本です。その意味で一読をお勧めします。