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坂本竜馬 (PHP文庫)

坂本竜馬 (PHP文庫)
黒鉄 ヒロシ
坂本竜馬 (PHP文庫)
定価: ¥ 880
販売価格: ¥ 880

人気ランキング: 34691位
おすすめ度:
発売日: 2001-02
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

作者の龍馬への敬慕、親近感を、ひしひしと感じるマンガです
 幕末に大活躍した坂本龍馬(1835.11.15-1867.11.15)。彼の気さくで大らか、世話好きな等身大の人間像が伝わってくるマンガ。作者が登場人物のひとりに言わせている、「なんか龍馬さんに会うと、深呼吸したみたいな気分になる」という言葉が身にしみて感じられる龍馬の人柄、ゆったりとした人間味に魅了されましたねぇ。
 本編550頁あまりの労作。「序」の章からはじまり、「龍馬暗殺後現場」「土佐郷士」「龍馬誕生」「剣術修行・江戸へ」「北辰一刀流」「安政の大獄」「鈍馬」「土佐勤王党」「脱藩」「吉田東洋暗殺」「脱藩後」「生麦事件」「海舟面会」「脱藩罪赦免」「文久三年」「横井小楠面会」「蝦夷地開発案と池田屋事件」「佐久間象山暗殺」「西郷面会」「薩長同盟(一)」「亀山社中」「薩長同盟(二)」「寺田屋遭難」「新婚旅行」「第二次征長戦争」「海援隊」「いろは丸事件」「船中八策」「帰郷」「大政奉還(一)」「大政奉還(二)」「写真」「近江屋」「慶喜の弁解」まで。冒頭「龍馬暗殺後現場」の件りから、作者の並々ならぬ龍馬への敬慕、親近感を、ひしひしと感じました。
 本文庫は、1997年12月に刊行されたものに加筆、修正したもの。実に心のこもった作品であり、龍馬ファンでなかった私も、彼を贔屓にしたくなった一冊。

小説では決して味わえない「絵」の力がすごい

すでに龍馬についての一般的な知識を持っている人におすすめ。
やまほど出回っている龍馬本とは次元が違います。
著者の龍馬への迫り方は半端ではない。
たった一枚の絵に盛り込まれた情報の豊富さには驚きを禁じ得ないし、
同じ土佐の人としての偏愛ぶりが随所に見られて、これが独特の味わいを出している。
小説では決して味わえない「絵」の力を感じさせますね。
死者の首に真相を語らせたり、死者が甦って歴史の真相を証言したりという手法は、
なんとも妙なリアリティを感じさせる。
黒鉄氏の実力・底力を思い知らされる作品だ。

幕末地獄絵図3部作のひとつ
PHP文庫では「幕末暗殺」「新選組」と並ぶ3部作、ということになる。画面は黒っぽく、グロテスクで、黒い笑いが充溢する。しかしそれでも、主人公の性格からか、この作品が一番明るい。他作品同様、絵柄に様式美があり、芸術性はなかなか高い。
本書をまったく予備知識なく読むと、筋書きを追うことが難しいはずである。必ずしも連続性が考慮されておらず、龍馬を巡る事件オムニバス、という形態をとっているためである。登場人物についても、説明は少ない。絵柄も、内容も、したがって一般向けとはいえないと思う。

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